あかつき

アンケート結果公表中

駅メモ×伊豆急コラボイベントのアンケート結果~はじめに~

 3月中と言いながら3月最後の日に公表することになってしまったことをお詫び申し上げます。大変長らくお待たせ致しました。

 2022年11~12月に行ったアンケートの結果を公表いたします。

 アンケート結果をご覧になる前に、下記の注意事項・免責事項をお読みください。

↓解説・考察付アンケート結果はこちらから↓

その①→各交通機関の利用率と利用理由(広告の下)

https://dawnthesis.hatenablog.com/entry/2023/03/31/224537

その②→イベントに参加した理由

https://dawnthesis.hatenablog.com/entry/2023/04/01/213005

その③→イベントの評価

https://dawnthesis.hatenablog.com/entry/2023/04/09/221850

 

↓アンケート結果のみの早見版はこちらから↓

 

④→https://dawnthesis.hatenablog.com/entry/2023/04/09/223205

 

・注意事項

アンケート結果の公表方法・内容

 選択式の設問は、図表と解説を用いて公表いたしますが、作者が図表作りに慣れていないため、デザイン的に見づらい点が多々あります。また、図表の画質が悪いのでお使いのブラウザによっては読み取りが困難な場合があります。予めご了承ください。

 画質の問題は改善方法が見つかり次第、画質の良いものに差し替える予定です。

 

 記述式の設問は、回答の一部を図表にまとめるか、「こういった回答が○個ありました」という形の文章で公表いたします。全ての回答を公表することも検討しましたが、設問によっては回答数が多いこと、匿名回答であるものの個人情報が含まれるものがあることから、この方式といたします。

 

 また、1つの投稿で全ての設問の回答を書くと非常に長くなるため、設問をいくつかの種類に分けて投稿いたします。

 

★★★★★★★★★★★
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アンケート結果早見版

 

 2022年11~12月に行ったアンケートの結果を公表いたします。

○各イベントの交通機関利用率 

 最初の設問として、各イベントで伊豆急行へ向かう際に利用した交通機関を調べる項目を設けました。

 この設問は選択式の必須回答項目とし、選択肢は「このイベントには参加していない」「鉄道を利用した」「自動車・バイクを利用した」「両方利用した」「その他(自由記述)」を用意しました。ここからグラフ化する際に「参加していない」の選択肢を除外し、利用率の変化が読み取りやすいようにしています。

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○鉄道、もしくは自動車・バイクを利用した理由

 2つ目の設問として、鉄道、もしくは自動車・バイクを利用した理由を調べる項目を設けました。

 この設問は選択式の任意回答項目とし、事前に用意した選択肢の中から当てはまるものを全て選択していただき、選択肢以外にも理由がある場合は「その他」に自由に記述していただく方式としました。また、選択肢は鉄道と自動車・バイクでなるべく同じような内容とし、それぞれ比較が出来るようにしました。

 

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○イベントの参加理由

 3つ目の設問として、イベントの参加理由を調べる項目を設けました。

 こちらは必須回答項目で、その1の鉄道/自動車・バイクの利用理由に関する設問と同様、選択肢の中から当てはまるを全て選んでいただき、選択肢以外にも理由がある場合は「その他」に記述していただく方式としました。

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○「でんこと巡るとっておきの伊豆」の特設ブース

 4つ目の設定として、「でんこと巡るとっておきの伊豆」の際に、蓮台寺駅に設置された特別ブースへ立ち寄ったプレイヤーの割合を調べる項目を設けました。必須回答項目で、「このイベントには参加していない」「はい(立ち寄った)」「いいえ(立ち寄っていない)」の選択肢を用意し、グラフ化する際に「このイベントには参加していない」の項目を除外しました。

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○イベントの評価

 5つ目の設問として、イベントで発売・配布されたグッズ・フィルム、そしてイベント全体の評価を調べる項目を設けました。

 この設問は必須回答項目で、グッズ・フィルムの評価は「非常に良かった/良かった/どちらでもない/良くなかった/非常に良くなかった」から、イベント全体の評価は「非常に満足/満足/普通/不満/非常に不満」の中から1つ選んで記入していただき、更に可能であればその選択肢を選んだ理由も記入していただく方式としました。

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○今後の伊豆イベ

 6つ目の設問として、今後伊豆イベが再び開催されたら参加するかを問う項目を設けました。こちらは選択式の必須回答項目で、「できるだけ参加したいと思う」「内容や開催期間次第で参加したいと思う」「参加しないと思う」の3つから選んでいただく方式としました。

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今回公開するアンケート結果は以上です。

 

解説付きのアンケート結果はこちらから

https://dawnthesis.hatenablog.com/entry/main/2024/03/31/090000

その3~イベントの評価~

↓その1↓

https://dawnthesis.hatenablog.com/entry/2023/03/31/224537

↓その2↓

https://dawnthesis.hatenablog.com/entry/2023/04/01/213005

 

 5つ目の設問として、イベントで発売・配布されたグッズ・フィルム、そしてイベント全体の評価を調べる項目を設けました。

 この設問は必須回答項目で、グッズ・フィルムの評価は「非常に良かった/良かった/どちらでもない/良くなかった/非常に良くなかった」から、イベント全体の評価は「非常に満足/満足/普通/不満/非常に不満」の中から1つ選んで記入していただき、更に可能であればその選択肢を選んだ理由も記入していただく方式としました。イベント参加者はそれぞれどのような評価をしたのでしょうか。

 

まずはコラボグッズの評価から

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 「非常に良かった」「良かった」が8割を占め、「どちらでもない」以下は2割、「非常に良くなかった」は0票でした。

 続いて自由記述の評価理由を幾つか取り上げます。

『非常に良かった:現地でしか入手出来ない貴重さと思い出になるから。数量的にもう少し多い方がいいかな』

『良かった:コラボ先との接点を見出せるグッズだった為』

『良かった:バースデーカードは毎回趣向を凝らしている。アクキーやスタンドの価格設定がちょっと高め』

『どちらでもない:販売されたグッズが割と早く売り切れになってしまうことが何度かあったから。グッズ購入も目当ての人にとっては参加する理由が削がれると思う』

 評価理由では、「グッズの在庫が少ない」という意見がどの選択肢でもちらほら見られました。「非常に良かった」「良かった」では、主にデザイン、現地でしか手に入らない特別性の評価が多かったです。

 グッズ自体の評価は良いが、在庫が少ない点で低評価となっている方が多いのではないかと思われます。

 

 

 続いてミッションクリアで配布されたゲーム内アイテム(レーダー等)、限定フィルムの評価です。
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 「非常に良かった」「良かった」が9割以上で、残りは「どちらでもない」のみ、「良くなかった」「非常に良くなかった」は0票でした。続いて自由記述の評価理由を幾つか取り上げます。

『非常に良かった:水仙や桜などは、イベントスポットと組づけられたデザインでイベントの参加記念として良かったと思います』

『良かった:コラボグッズと同様に期間限定というレアの程度が高く、デザインも良かったため』

『良かった:イベントフィルム共通だけどスキル効果が無かったり攻防がそんなに高くないのが。でも桜や水仙、ロイヤルブルーミオは素敵』

『どちらでもない:デザインは良いが効果はそれほどでも無かったため』

 全体的に「デザインが良い、かわいい」という意見が多くありました。一方で、「フィルムの効果が弱い」という低評価が少しありました。実際に見てみましょう。

 

・「リゾートラインで巡るデジタルスタンプラリー ロイヤルブルーなミオ」

 →与ダメージ12%UP、被ダメ9%DOWN

・「でんこと巡るとっておきの伊豆 伊豆急行制服な○○」

 →与ダメージ12%UP、被ダメージ10%DOWN

・「水仙薫る伊豆の旅 水仙な○○」

 →与ダメージ10%UP、被ダメージ10%DOWN

・「桜と踊る伊豆の旅 桜な○○」

 →与ダメージ10%UP、被ダメージ10%DOWN

 

 どのフィルムもスキルの補正がなく、与ダメージ10%程度UP、被ダメージ10%程度DOWNと、同じようなスキル効果となっています。「せっかく伊豆まで来て手に入れたのだから、効果もめちゃくちゃ良いものが欲しかった…」ということなのかもしれません。実際はどうかわかりませんが。

 

 最後に、イベントの総合評価です。
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 「非常に満足」「満足」が8割を占め、残りの2割は「普通」「不満」で、「非常に不満」は0票でした。続いて自由記述の評価理由を幾つか取り上げます。

『非常に満足:駅から遠いスポットも攻略しがいがあったり、名所だったりするので地方イベントは総じて楽しいものです。』

『非常に満足:イベントがなければ伊豆急行自体行かなかったかもしれないので行けたこと自体が嬉しい。』

『満足:伊豆はイベントがきっかけで初めて訪れた観光地ですが、見るものがたくさんあって面白く、また来てみたいと思ったから。ただ、それぞれのスポットが遠いのが難点だったように感じました。』

『普通:イベント実施に対しては、企画者・チェックポイント等の対応された全てに感謝したい。居住地から伊豆が遠い方、近い方双方にとってすれば、再履修可能な方法はなかったか?の両方を相殺したもの。』

『不満:期間が短い。できれば1つでも参加、コンプリートすれば蓮台寺三姉妹全員の制服が入手できる仕様だと良かった。』

 総合評価なだけあって、高評価はスポットや伊豆急行に対するもの、イベントの思い出など様々な意見が見られました。

 一方、低評価で多く見られたものは「イベントの再履修は出来ないのか」「何度も伊豆でやっているので飽きた」でした。限定フィルムは基本的にそのイベント限りでしか手に入らないので、イベント後に駅メモを始めた方や、以前のイベント期間中に諸事情で参加出来なかった方がいたのだと思います。

 

 3つの評価を比べると、中間以下の評価は割合が低く、全体的に高評価が多い結果でした。それぞれ少なからず見られた低評価の改善を行っていけば、今よりも高評価の割合を高めることが出来るでしょう。改善策の例として、グッズの再生産がすぐに出来る体制を整えること、フィルムの効果にスキル効果UPも追加すること、過去のイベントのリメイク版をだすことが挙げられます。

 

 

 6つ目の設問として、今後伊豆イベが再び開催されたら参加するかを問う項目を設けました。こちらは選択式の必須回答項目で、「できるだけ参加したいと思う」「内容や開催期間次第で参加したいと思う」「参加しないと思う」の3つから選んでいただく方式としました。f:id:dawnthesis:20230409215733j:image

 結果は6割が「できるだけ参加したいと思う」となりました。「参加しないと思う」が1票のみなので、上記のイベント評価の内容をしっかり吟味してイベントを作り上げることで、リピーターが多く参加するのではないかと思われます。

 

 この他にもいくつか設問を設けておりました。今回は公開いたしませんが、これら貴重なご意見は伊豆急行様にお送りさせていただきました。

 

 今回公開するアンケート結果は以上です。

 

~あとがき~

 ここまでご閲覧いただき、ありがとうございます。

 作者のあかつきはアンケート終了後、無事に卒業論文を執筆し終え、2023年3月に大学を卒業、4月より就職することができました。

 Twitterアカウントはこれで役目を終えたので、4/10をもって休止といたします(アンケート結果の宣伝等は暫く行います)。もし何かあれば活動を再開するかもしれませんが、多分可能性は低いです。

 最後に、アンケートにご協力くださった皆様、誠にありがとうございました。

 

 解説を省略してアンケート結果のみをまとめた早見版も作成いたしました。

↓早見版↓

https://dawnthesis.hatenablog.com/entry/2023/04/09/223205

その2~イベントの参加理由~

↓前回のその1はこちら↓

https://dawnthesis.hatenablog.com/entry/2023/03/31/224537

 

 3つ目の設問として、イベントの参加理由を調べる項目を設けました。

 こちらは必須回答項目で、その1の鉄道/自動車・バイクの利用理由に関する設問と同様、選択肢の中から当てはまるを全て選んでいただき、選択肢以外にも理由がある場合は「その他」に記述していただく方式としました。

 イベントの内容はイベントに参加プレイヤーが一番気にするポイントですが、その中でもプレイヤーは何処に着目してイベントに参加しているかを調べるために、この項目を設けました。

結果がこちらです。

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 最も回答が多かった選択肢は「ツ:イベントでもらえるでんこの限定衣装を手に入れたかったから」でした。ダントツです。イベントに参加した人しか手に入らない特別性は、プレイヤーのイベント参加促進に大きな影響を及ぼすようです。「テ:イベントで販売されるコラボグッズを手に入れたかったから」も3番目に多く選ばれており、こちらもイベントでしか手に入らない特別性が影響しているようです。

 2番目に多かった選択肢が「ヒ:蓮台寺三姉妹が好きだから」でした。推し愛に溢れていますね。蓮台寺三姉妹、流石です。

 この結果から考えられるものとして、「イベントにおけるキャラクターの扱いは、プレイヤーの参加理由に大きな影響を及ぼす」ことです。1~3番目に回答が多かった選択肢は全てキャラクターに関する内容であり、イベントの際にピックアップされたキャラクターがどのような扱いを受けているか、プレイヤーはしっかり見ていることがわかりました。ヌ~ハのように、イベントを機に伊豆に興味を持ってイベントに参加したプレイヤーも多いですが、キャラクター関連の選択肢程ではありません。なので、ただ鉄道や観光地へ向かわせるイベントを行うのではなく、イベントのテーマに沿ったアイテム・グッズを作り、プレイヤーがイベント開催地の観光とゲーム攻略の両面で満足してもらえる内容にすることが重要だと考えられます。

 

 4つ目の設定として、「でんこと巡るとっておきの伊豆」の際に、蓮台寺駅に設置された特別ブースへ立ち寄ったプレイヤーの割合を調べる項目を設けました。必須回答項目で、「このイベントには参加していない」「はい(立ち寄った)」「いいえ(立ち寄っていない)」の選択肢を用意し、グラフ化する際に「このイベントには参加していない」の項目を除外しました。

結果がこちらです。

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 はい:いいえ=約7:3、でした。

 「でんこと巡るとってときの伊豆」は駅のチェックインのみイベントミッションになっているイベントで、伊豆急行線を往復するだけでミッションをコンプリートすることができます。その中で、わざわざ蓮台寺駅で途中下車をして特設ブースに立ち寄るプレイヤーがどれだけいるか調査するために項目を設けました。結果は7:3でしたが、はいの割合が8~9位になると予想していたので意外でした。蓮台寺駅は日中普通電車が1時間に1~2本しか止まらない駅なので、途中下車によるタイムロスを嫌って立ち寄らなかったプレイヤーが多かったのではないかと思われます。

 

その2は以上です。その3は「イベントの評価」の内容を解説いたします。

↓続きのその3↓

https://dawnthesis.hatenablog.com/entry/2023/04/09/221850

その1~利用した交通機関と利用理由~

その1をお読みになる前に、こちらの注意事項・免責事項をお読みください。

↓はじめに↓

https://dawnthesis.hatenablog.com/entry/main/2024/03/31/090000

 

○各イベントの交通機関利用率 

 最初の設問として、各イベントで伊豆急行へ向かう際に利用した交通機関を調べる項目を設けました。

この設問は選択式の必須回答項目とし、選択肢は「このイベントには参加していない」「鉄道を利用した」「自動車・バイクを利用した」「両方利用した」「その他(自由記述)」を用意しました。ここからグラフ化する際に「参加していない」の選択肢を除外し、利用率の変化が読み取りやすいようにしています。

 

 アンケート結果は、駅のチェックインのみイベントミッションに指定された4つのイベントと、駅に加えて沿線にイベントスポットが追加指定された3つのイベントの順に解説します。

 まずは、駅のチェックインのみイベントミッションに指定されたイベントから。

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(↑回答数計55)
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(↑回答数計63)
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(↑回答数計62)

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(↑回答数計67)

 回答数に若干の変化はありますが、どれも「鉄道を利用した」が75%以上を占めています。対して「自動車・バイクを利用した」は10%台です。この4つのイベントはイベントミッションが対象駅へのチェックインのみで、伊豆急行線を往復するだけでミッションコンプリートとなるため、鉄道の利用率が非常に高くなったものと思われます。

 

続いて、沿線にイベントスポットが追加指定されたイベントです。

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(↑回答数計65)
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(↑回答数計66)
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(↑回答数計61)

 鉄道利用率は依然として高めですが、「自動車・バイクを利用した」割合が20%台まで上昇し、その分「鉄道を利用した」割合が若干低下しました。

 これらのイベントは、「水仙薫る伊豆の旅」の爪木崎や、「温泉むすめデジタルスタンプラリー下田・伊東編」の伊豆高原旅の駅ぐらんぱるぽーとのような、駅から遠く他の交通機関を利用しないと時間がかかるイベントスポットがいくつか含まれています。このことから、イベントスポットが駅から遠く、鉄道利用ではイベント攻略が難しいと思ったプレイヤーが自動車・バイク利用を選んだものと思われます。

 また、「桜と踊る伊豆の旅」は上記2つと異なり鉄道利用率はギリギリ70%を超えました。「桜と踊る伊豆の旅」はイベントスポットが全て河津駅から1km圏内にあり、駅から徒歩での攻略が容易であったことから、自動車・バイク利用率が若干低下したものと思われます。

 

 この結果から考えられるものとして、鉄道以外の交通機関を利用しなければならないような場所にイベントスポットを設定すると、自動車・バイクの利用率が増加する」ことが挙げられます。乗り換えの手間や交通費の増加を考慮し、自動車・バイクの方が行きやすいと判断したプレイヤーが多かったのではないかと思われます。

 また、これはあくまで作者の推測ですが、目的地までバスが走っているのか、鉄道とバスの乗り継ぎが上手く出来るかがわかりにくかったことが原因の可能性もあります。バスは鉄道と違い運賃や時刻表・路線図が調べにくい印象があり、作者も、伊豆高原旅の駅ぐらんぱるぽーとへ向かうための旅程組みの際、なるべく時間ロスが少ない時間帯を探すのに少し苦労しました。

 

○鉄道、もしくは自動車・バイクを利用した理由

 2つ目の設問として、鉄道、もしくは自動車・バイクを利用した理由を調べる項目を設けました。

 この設問は選択式の任意回答項目とし、事前に用意した選択肢の中から当てはまるものを全て選択していただき、選択肢以外にも理由がある場合は「その他」に自由に記述していただく方式としました。また、選択肢は鉄道と自動車・バイクでなるべく同じような内容とし、それぞれ比較が出来るようにしました。

 なお、回答結果は棒グラフでまとめたのですが、グラフも選択肢の文章も長くなってしまったので、図表内の選択肢はカタカナ1文字にし、別の図表で各カタカナの内容をまとめるという、少々見ずらい内容となっています。ご了承ください。

 

まずは自動車・バイクの利用理由から。

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 最も多い選択肢は「エ:スポットが駅から遠いなど、鉄道利用ではイベント攻略が難しいと思ったから」でした。最初の設問で、「鉄道以外の交通機関を利用しなければならないような場所にイベントスポットを設定すると、自動車・バイクの利用率が増加する」「イベントスポットが駅から遠く、鉄道利用ではイベント攻略が難しいと思ったプレイヤーが自動車・バイク利用を選んだ」と考察しましたが、まさにその通りの結果となりました。イベントスポットの場所選定は、イベントの攻略難易度やプレイヤーが利用する交通機関に大きく関わるみたいです。

 2番目に多かった回答は「オ:イベントスポット以外にも行きたい観光地・店が多かったから」でした。イベントスポットを一通り巡ってからも観光を続けるのは、旅好きな駅メモラーらしいですね。イベントの開催は、イベントスポットに指定された場所以外にも経済効果があるようです。

 3番目に多かった回答は、「ア:自動車・バイクで行った方が安いから」でした。伊豆急行線は伊東→伊豆急下田間の普通乗車券が1690円、東京→伊豆急下田の普通乗車券が4000円となっています。イベントの内容次第では途中下車が必要な場合があること、伊豆まで向かう際に特急や新幹線を利用することを考えると、フリーきっぷを利用しない限り多くのプレイヤーが8000円以上の交通費をかけることになります。

 対して自動車・バイクは、時間がかかる代わりに交通費が安く済み、イベントスポットへ向かう際にバス等の複数の交通機関を跨ぐ必要がないため、交通費を重視して自動車・バイクを利用した人が多かったのではないかと思われます。

 その他の回答には「コロナが心配」「家族・友人と旅行していたから」といった理由が多くありました。

 全体的に見ると、自動車・バイクが好きだという理由で選んだ回答者は少なく、主に交通費やイベント難易度、イベント以外の旅程との兼ね合いなど何かしらの事情を抱えたプレイヤーが多いように思えます。

 

続いて、鉄道の利用理由です。

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 最も多かった回答は「サ:鉄道で旅行に行く方が好きだから」でした。流石駅メモラー、鉄道愛に溢れております。3番目に回答が多かった「タ:駅メモなので鉄道で行った方がいいと思ったから」、4番目に回答が多かった「チ:鉄道、特に伊豆急行線に興味があったから」もまた、鉄道旅行が好きなプレイヤーが多いことを物語っています。

 2番目に多かった回答は、「シ:鉄道と他の交通機関でイベント攻略や観光が可能だったから」でした。鉄道・バスの時刻や運賃を事前に調べた上で、鉄道利用でも問題なくイベントを攻略出来ると判断したプレイヤーは、鉄道利用を選んだようです。

 その他の回答には、「引退する185系踊り子や、251系スーパービュー踊り子に乗りたかったから」「旅程の関係で車を持ち込むことが難しかったから」といった理由が多くありました。

 全体的に見ると、鉄道旅行が好きで鉄道利用を選んだプレイヤーが多いように思えます。駅メモは鉄道を舞台としたゲームなので、こういった内容になるのも窺えます。

 

○まとめ

 この2つの設問では、「沿線にイベントスポットを設定したイベントでは、交通費や攻略難易度の問題で、自動車・バイクを利用するプレイヤーの割合が増加する」ことがわかりました。

 ここ最近、駅メモは他の鉄道会社ともコラボイベントを多く実施しているが、駅から遠い場所にイベントスポットが設定されているものや、広範囲にイベントスポットが分散しているイベントでは、伊豆急行のイベント以上に自動車・バイク利用率が高くなっている可能性が考えられます。

 沿線にイベントスポットを設定したイベントでも鉄道利用率を上げるには、イベント攻略難易度が上がりすぎないようなイベントスポットの設定、駅からイベントスポットまで繋がっている交通機関やレンタサイクルの紹介、複数の交通機関で利用可能なフリーきっぷの発売など、鉄道を含めた公共交通利用でイベントの攻略が可能なことをアピールすると効果があると思われます。

 

その2は「イベントの参加理由」です。

↓その2はこちら↓